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第575号【見どころ多彩な松森天満宮】

2019.07.24

 地元の人々が折にふれ足を運ぶ松森天満宮(長崎市上西山町)。住宅街の一角で、そこだけ小さな森のように樹林に包まれた静かな佇まいは、参拝者にとって憩いの空間でもあります。参拝をすませたら、拝殿の横から正殿の裏手へ回り、「職人尽(県有形文化財)」を歩き見ながら、樹林の合間にある祠に手を合わせたり、境内で放し飼いにされているニワトリを眺めたり。そうやってひと息ついたら、ヨッコラショと日常へもどるのです。

松森天満宮

境内で放し飼い

 松森天満宮は、諏訪神社(長崎市上西山町)、伊勢宮(長崎市伊勢町)とともに、長崎三社のひとつとされています。江戸初期の1625(寛永2)、現在地からそう離れていない今博多町に創建。現在地への遷宮は1656年(明暦2)で、学問の神さま・菅原道真を祀った神社として江戸時代から信仰されてきました。当初は「新天神」と呼ばれていたそうですが、1680年(延宝8)、境内に同根3株の松があったことから、当時の長崎奉行・牛込忠左衛門膳登によって、「松森天満宮」と命名されたと伝えられています。同年、唐の商人が正門を寄進しています。

天満宮の臥牛の像

正門

 松森天満宮は、全体的にこぢんまりとしていますが、拝殿などの建物は、素人目にも整った美しさで、格式ある建築様式であることが分かります。境内を見渡せば、ほかにも、思わず足を止め、見入ってしまうものがいろいろ。たとえば、手水舍の水盤。葵の文様にも似た植物の葉のデザインが施されています。松森天満宮のホームページには、この水盤のデザインについて、「朝顔型」と紹介されていましたが、詳細は不明のよう。以前、郷土史に詳しい方から、長崎市内の別の場所に、同じデザインの水盤があると聞いたことがあります。探しあてることができたら、あらためてご紹介したいと思います。

植物の文様の水盤

 手水舍そばには、松竹梅を模った石燈籠が、まるで門松のように参道の両脇に設けられています。どこか素朴な風合いの石燈籠。どの部分が松で、竹で、梅なのかと、近くに寄って見ると、遊び心が感じられる工夫が施されていて面白いです。また、この石燈籠のそばには、端正な顔立ちの狛犬が鎮座。拝殿の格式にあった風格を感じる狛犬です。

松竹梅の石灯籠と狛犬

 

 冒頭にも出ましたが、本殿の外囲いの欄間には、昔のさまざまな職人たちの様子を彫刻彩色した「職人尽(しょくにんづくし)」といわれる30枚の鏡板がはめ込まれています。碁盤製造、鍛治、祭礼行事、菓子製造、医師、紙工など、それぞれの職人の姿が精密に描写され、いにしえ人の営みが生き生きと伝わってきます。この「職人尽」の下絵は、長崎奉行御用絵師の小原慶山かもしれないとか。現存する彩色は、唐絵目利で当時の長崎画壇を代表する石崎融思が施したそうですが、残念なことに、長い年月の中でずいぶんと色あせているようでした。

職人尽(県有形文化財)

 

 さて、豊かな緑のなかにある松森天満宮。その樹木の中心的存在となるのが、クスノキです。拝殿そばには、大きなクスノキが御神木として祀られているほか、長崎市の天然記念物に指定された巨木など、境内やその周辺に大きなクスノキが何本も見られます。そんなことから、「クスノ森天満宮」と茶化して呼ぶ人もいるほど。大きく枝を伸ばしたクスノキはいま、参拝者に涼しい木陰を提供しています。

クスノキ(御神木)

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