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第592号【季節はめぐる】

2020.04.08

 先週4月3日に満開を迎えた長崎の桜。窓から見える公園の桜は、見頃もそろそろ終盤に入り、花びらが気持ちよさげに宙を舞っています。ちぢこまった気分と体をのびのびさせようと外へ出ると、通りの片隅で小さな植物たちが、元気いっぱいに花を咲かせていました。思えば、よく見かける草花なのに名前を知らないものばかり。ポケット図鑑を携えて、散歩に出てみました。

長崎の桜(県立鳴滝高校)

 最初に目にとまったのは、黄色い花です。葉はアザミに似て、触ると痛いくらいのトゲトゲがあります。アザミの変種かも?と思いつつ図鑑のページをめくると、ありました!これは、「オニノゲシ」。ヨーロッパ原産の植物で花期は、春から秋にかけて。「オニノゲシ」より、細身で葉もやわらかなタイプは、「ノゲシ」。こちらも道路脇などでいっぱい花を咲かせていました。

オニノゲシ

ノゲシ

 ところで、春を代表する黄色い花といえば、「タンポポ」という人が多いと思いますが、西日本には白い花を咲かせる「シロバナタンポポ」という種類があります。黄色いタンポポより花期は短めのようで、3月にはよく見かけた花も、4月に入ってからは綿毛をつける準備に入った姿しか見られませんでした。ちなみに、私たちがふだん見かける黄色いタンポポの多くは外来種の「セイヨウタンポポ」だそう。在来種の黄色いタンポポと見分けがつきにくいのですが、花びらのすぐ下の緑色の部分で「総苞片(そうほうへん)」といわれるところが反り返っているのが、「セイヨウタンポポ」。反り返らずしっかり花びらの根元にくっついているのが在来種だそう。ちなみにシロバナタンポポは在来種ですが、「総苞片」は、やや反り返っています。

セイヨウタンポポ

シロバナタンポポ

 さて、春を代表する野の花に、「スミレ」をあげる人もいらっしゃるでしょう。可憐でさり気ない咲きようは、昔から日本人の心をくすぐってきました。「山路来てなにやらゆかしすみれ草」(松尾芭蕉)、「鼻紙を敷いて坐れば菫かな」(小林一茶)、「菫程小さき人に生れたし」(夏目漱石)。

 長崎市民の総鎮守、諏訪神社の参道。その登り口にある最初の鳥居から3つ目の鳥居までの石段には、春になると「ヒメスミレ」が石の継ぎ目のあちらこちらから芽を出し、濃い紫色のかわいい花を咲かせます。この春限定で見られる「すみれ参道」の光景を、毎年楽しみにされている方もきっといらっしゃることでしょう。

ヒメスミレ(諏訪神社参道)

 桜咲く「シーボルト記念館」の庭園でも、「ヒメスミレ」と、うす紫色の「タチツボスミレ」が咲いていました。スミレはとにかく種類が多く、150種類以上とも言われています。小ささゆえに見過ごしがちですが、身近な場所に咲いています。見つけたら、花びらや葉の形、色、葉のつき方などを注意深く観察してみませんか。種類が分かると、ぐんと親しみがわいてきます。

桜咲く庭園(シーボルト記念館)

タチツボスミレ(シーボルト記念館庭園)

 『すべての事象は過ぎ去るもの 怠りなく励め』という言葉を残されたのは、お釈迦さま。季節はめぐり、みんながほっとできる日も必ずやってきます。いまは、手洗い、うがい、外出時のマスク着用を怠らず、暮らしのなかで小さな楽しみを見つけて、明るい気持ちで過ごせたらいいですね。

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