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第630号【アジサイの季節】

2022.06.08

 梅雨前線が沖縄から九州南部へ移りそうだと思っていたら、九州よりも先に関東甲信地方が梅雨入りしました。長崎の梅雨入りは今週末か、来週初め頃になるという予想。とはいえ、6月に入ってからの長崎は、すっかり梅雨めいた空気に包まれ、街角のアジサイも次々に見頃を迎えています。

雨の季節の長崎港

 長崎でアジサイが咲きはじめたのは先月中旬頃。長崎市の市花でもあるこの花は、市民に親しまれ、家々の庭先はもちろん、公園や道路沿いなど、とにかく、いたるところに植えられています。長崎の市花に選ばれた理由は、「オタクサ」というアジサイの異名に秘められたエピソードにありました。

眼鏡橋とアジサイ

 1823年、出島のオランダ商館医として赴任したシーボルト。植物学者でもあった彼は、帰国後に著した『日本植物誌』に、日本原産のアジサイを「ハイドランゲア・オタクサ」という学名をつけ紹介しました。「オタクサ」とは、シーボルトが愛した長崎の女性、楠本滝(くすもと たき)さんの愛称。シーボルトは、ガクアジサイやヤマアジサイなど何種類もあるアジサイの仲間のなかで、ことのほか「ハイドランゲア・オタクサ」に魅せられたよう。『日本植物誌』には、出島の植物園で「オタクサ」の名で栽培していたことも記されています。

シーボルト像とオタクサ

 落葉低木のアジサイは、丈夫で寿命の長い植物です。毎年、同じ場所で花を咲かせる、馴染みのアジサイがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。知人宅のアジサイは、毎年、1つの株に40〜50個の花を付けます。ずいぶん前に植えたもので、手入れは花期後に枝を深く刈り込むだけ。水やりは、雨まかせだそう。「肥料も与えないのに、不思議よね」と、丈夫なアジサイに感心しきりの知人でした。

ガクアジサイ

 6月のまちを歩けば、アジサイ以外の花々も元気に咲いていました。ピンク色の小花をボール状にまとまって咲かせる、ボタンクサギ(牡丹臭木)。形がアジサイに似ています。この植物は、葉っぱをもむと独特の匂いがします。石橋群で知られる中島川沿いでは、かぐわしい香りを放つクチナシやユリ、アガパンサスなどが見られました。

ボタンクサギ

 諏訪神社のザクロの花も咲いていました。長崎では庭木として植えている家も多いザクロ。花は毎年6月1日に行われる長崎くんちの「小屋入り」が近づくと咲きはじめます。「小屋入り」とは、その年の「長崎くんち」の踊町や関係者が清祓いを受け、大役の無事達成を祈願するもので、稽古はじめの日ともされています。しかし、残念ながら新型コロナの影響で、今年も「長崎くんち」は中止となり、「小屋入り」も行われませんでした。

ザクロの花が満開

 長崎市役所別館前のアジサイも満開でした。その通りから裏手に下れば、建設中の長崎市役所新庁舎の大きな建物が現れます。来年1月に開庁が予定されていて、外観もずいぶん仕上がり、19階建ての全体像が見えてきました。見上げれば新時代の到来を感じさせる新庁舎。これからアジサイのまちがどんな変化をとげていくのか、楽しみです。

市役所別館前のアジサイ

長崎市役所新庁舎(建設中)

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